2026/02/21 13:18

『名前のない場所を、編み始める』

静かな自由を編む、小さな場所をつくりました。「何者か」でいなければならない時間は、案外、息が詰まるものです。​年齢に見合った振る舞い、性別に即した選択、そして、今の流行に遅れないための速度。私たちは...

2026/07/07 21:16

七夕の夜に想う、一期一会の服との巡り合わせ

今日は7月7日、七夕ですね。​1年にたった一度だけ、天の川を渡って二つの星が巡り合う――。そんなあまりにも有名な物語を耳にするとき、私はふと、ヴィンテージの服たちが持つ「巡り合わせ」の奇跡を重ね合わせて...

2026/06/06 13:31

​雨音を聴くための、ささやかな佇まい

​6月に入り、窓の外からはしっとりとした雨音が聞こえる日が増えてくることでしょう。​この季節の空気は、どこか重たく、けれど同時に、世界の色をいつもより鮮やかに、深く吸い込んでいるようにも感じられます。...

2026/05/04 12:28

​光の輪郭をなぞる

窓辺に届く光の重みが、少しずつ増してきたように感じます。4月の頼りない柔らかさとは違う、どこか確信を持った、まっすぐな光。​ふと見上げた街路樹の、重なり合う若葉の隙間。そこから零れ落ちる光の粒は、ア...

2026/03/03 15:25

雨に洗われる、呼吸の在り処

​窓の外を、静かな雨が叩いています。​誰かが「恵みの雨だね」と呟くのが聞こえました。きっと庭の草木を想ってのことでしょう。けれど私にとっては、もう少し切実な、物理的な意味での「恵み」でした。​少し前ま...